消防用設備等の点検報告率|全国49.2%(平成29年時点)

消防用設備等の点検報告率は全国49.2%(平成29年時点、消防庁検討部会資料の最新公表値)。1,000平方メートル未満は42.2%、1,000平方メートル以上は71.5%。「約半数しか報告していない」の根拠と、規模・特定/非特定別の差を一次データで整理しました。

消防点検の報告率はどのくらい?

要点

全国の点検報告率は49.2%です(平成29年時点・消防庁資料の最新公表値)。これ以降の全国値は公表されていません。

このデータの要点

  • 全国の点検報告率は49.2%(平成29年時点、消防庁検討部会の最新公表値)。
  • 1,000平方メートル未満は42.2%、1,000平方メートル以上は71.5%と規模で差がある。
  • 特定防火対象物は非特定より報告率が高い(特定76.3% vs 非特定70.2%、いずれも1,000平方メートル以上)。
  • 報告率は1980年の15.3%から段階的に上昇してきた。
  • 平成29年(2017)以降の全国報告率は公表されていない点に注意。

規模・用途区分別の点検報告率(平成29年3月31日時点・速報値)

区分 1,000平方メートル未満 1,000平方メートル以上
全体 42.2% 71.5%
特定防火対象物 47.5% 76.3%
非特定防火対象物 40.4% 70.2%

注:全体の総報告率は49.2%(平成29年時点)。表は1,000平方メートルを境にした内訳。

全国点検報告率の推移(全体)

報告率
1980年 15.3%
1990年 36.6%
2000年 40.0%
2010年 40.8%
2015年 48.0%
2016年 48.2%
2017年(平成29年・最新公表値) 49.2%

注:2017年(平成29年)が消防庁公表の最新値。以降の全国報告率は未公表。

このデータの主要数値

  • 全国の点検報告率:49.2%(2017年3月31日時点)
  • 1,000平方メートル未満の報告率:42.2%(2017年3月31日時点)
  • 1,000平方メートル以上の報告率:71.5%(2017年3月31日時点)

全国の点検報告率は49.2%(平成29年時点)

消防庁の検討部会資料によると、消防用設備等の点検報告率は全国で49.2%です。これは平成29年(2017年)3月31日時点の速報値で、消防庁が公表している最新の全国報告率にあたります。点検報告率は、報告義務のある建物のうち実際に消防署へ点検結果が報告された割合を示します。約半数にとどまっているという数字は、点検報告がまだ十分に行き渡っていないことを表し、消防設備点検という仕事の社会的な必要性を裏づけるデータです。なお平成29年(2017年)以降の全国報告率は公表されていないため、本ページでは平成29年時点の最新公表値を用いています。

建物規模による差(1,000平方メートルが境目)

報告率は建物の規模によって大きく異なります。平成29年時点で、延べ面積1,000平方メートル未満の建物は42.2%、1,000平方メートル以上の建物は71.5%でした。規模の大きい建物ほど有資格者による点検が義務づけられ、管理体制も整っているため、報告率が高い傾向にあります。逆に小規模な建物では報告率が4割台にとどまり、点検・報告の支援余地が大きい層といえます。

特定・非特定と面積のクロス(平成29年時点)

用途区分(特定・非特定)と面積を掛け合わせると、報告率の差はさらにはっきりします。平成29年時点で、特定防火対象物は1,000平方メートル未満が47.5%、1,000平方メートル以上が76.3%でした。非特定防火対象物は1,000平方メートル未満が40.4%、1,000平方メートル以上が70.2%です。不特定多数が利用し報告周期も1年と短い特定防火対象物のほうが、いずれの規模でも報告率が高くなっています。詳しい区分別の値は下表のとおりです。

報告率の推移(1980年からの上昇)

全国の点検報告率は長期的に上昇してきました。1980年の15.3%から、1990年36.6%、2000年40.0%、2010年40.8%、2015年48.0%、2016年48.2%、そして平成29年(2017年)の49.2%へと段階的に高まっています。40年で3倍以上に伸びた一方、直近でも約半数にとどまっており、報告の定着には引き続き余地があります。この推移は、点検報告の支援サービスや業務効率化が求められ続けている背景を示しています。

このデータの読み方と注意点

本ページの点検報告率は、消防庁の検討部会で示された平成29年(2017年)3月31日時点の速報値です。これが消防庁の公表する最新の全国報告率であり、平成29年以降の全国値は公表されていません。「約半数しか報告していない」という表現を使う場合も、出典年度が平成29年(2017年)である点をあわせて確認してください。報告義務のかかる建物の母数は防火対象物数(全国428万件)を、出火の実態は火災統計をあわせて参照すると、点検報告の意義を立体的に捉えられます。

関連リンク

よくある質問

消防点検の報告率はどのくらい?

全国で49.2%です(平成29年時点、消防庁検討部会資料の最新公表値)。これ以降の全国報告率は公表されていません。

なぜ報告率が約半数なの?

規模の小さい建物で報告率が低いことが要因です。平成29年時点で1,000平方メートル未満は42.2%、1,000平方メートル以上は71.5%と差があります。

特定防火対象物と非特定で報告率は違う?

特定防火対象物のほうが高い傾向です。平成29年時点・1,000平方メートル以上で、特定76.3%・非特定70.2%でした。

報告率は最近どうなっている?

1980年の15.3%から段階的に上昇し、平成29年(2017年)に49.2%となりました。平成29年以降の全国報告率は公表されていません。

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